三つ子の事件

 頭部骨折で三つ子の1歳男児、意識不明重体、虐待か 母親「床に落とした」 愛知・豊田 - 産経WEST

 

 三つ子の育児、背負い込んだ母 泣く子を投げ落とした夜:朝日新聞デジタル

 

乳児暴行死 母親に実刑判決「3つ子の育児 同情できるが…」 | NHKニュース

 

 

 

松下被告は次男の泣き声にいらだち、2018年1月11日午後7時ごろ、自宅で次男を畳に2回たたきつけ、脳損傷により死なせた。

 判決は、被告は犯行時、うつ病の状態だったが、完全責任能力があったと認定。野村裁判長は「無抵抗、無防備の被害者を畳の上に2回たたきつける態様は、危険性が高く悪質」などと量刑理由を述べた。

 

上記引用です

 

私が最近ママアカウントになったのもあって、

この三つ子ちゃんの母親のニュースがよく流れてきます。

 

この母親は出産後、睡眠時間は1時間程度で、事件当時はうつ状態だったとのことです。

ほか事件の8か月前には、訪問してきた保健師に「次男が昼夜を問わず泣くので大変」と話し、

さらに3か月健診の際に、別の保健師に「長男と次男の口を塞いだことがある」と打ち明けていたとのことです。

父親は2ヶ月前まで育児休暇をとっていたようですが、事件当時は仕事復帰していたようで、

ワンオペで三つ子の世話をしていたとのこと。。

 

 

 

けしてあってはならない事件、だけどもこの母親の気持ちに深く同情してしまうのはとてもよくわかります。

子育ては、特に1人目は大変に感じると思います。私がそうでした。

自分の人生、あれだけ好きなように生きてこれてたのに、子どもが生まれた途端自分のご飯さえうまく食べられない、寝られない。子どもが1人だけでもそれです。

出かけられなくなった、趣味が出来なくなったというレベルではなく、ほんとに自分の時間がないのです。トイレの時間でさえ我が子と相談みたいな。

 

それが三つ子となると…想像を超えた辛さがあったと思います。執行猶予をつけてあげて!って声も聞こえてきます。

 

 

もう!なんで泣き止まないの!と叩きたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、この亡くなった次男の立場にたったら…?お母さんが鬱だったから、ぼくは叩きつけられて殺されても仕方なかった、同情するって思えるのかな…。

赤ちゃんは泣いて知らせることしかできないから…。ただ訴えてただけなのに。それで叩きつけられ命を奪われるなんて…次男からしたら理不尽極まりないですからね…。

 

実刑判決、むしろたったの3年半です。。…命を奪われている事件にしては短い方ではないでしょうか…?被害者に殴られていた。嫌がらせ受けてた。脅されてた…という事件ではないですからね…。

 

私も母親だから、「あってはならないけど、でも…」とこの母親に同情してしまう気持ちになってしまうけど、次男の立場なると「ぼくの命はそんな軽いんですか?」と思えるので複雑。そう考えると、難しい事件と思います。

 

 

だから、この母親がうつになる前に、次男を叩きつける前に…なんとかまわりが助けてあげられなかったのか?って思います。

 

父親ふくめまわりの人は、この母親が三つ子を1人で育てられるだろーなんとかなるだろーって思っていたのでしょうか。。

保健師も「次男が昼夜を問わず泣くので大変」「長男と次男の口を塞いだことがある」と母親に打ち明けられた際に何か手を差し伸べられなかったのでしょうか…。

 

実際に赤ちゃんを育てないとホントの意味での子育ての辛さはわからないかもしれません

私も叔母として赤ちゃんと接してたときは子育ての大変さはわかりませんでした。当事者じゃないからだと思います。

 

実と言いますと私自身も、育児に困ったら誰を頼ればいいかわかりません。

しかし子育てに困ったら聞こえてくる「じゃあ産まなきゃよかったんだよ」の声。だからなにも言えなくなってしまう。そんな風に簡単に孤独になってしまう今の子育てって

よくないんだろうなと思います…。