私は相手の気持ちを尊重していけたらなと思いました。
「友人に絶交されました…」 鴻上尚史が指摘する原因“無意識の優越感”とは〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
鴻上尚史さんのこのお悩み相談?の記事、よく読んでいます。とてもハッとします。
相手を「かわいそうだから」と思うのは、気をつけないと人間として見下されてると相手に思わせてしまいますよ、という内容でした。
無意識の優越感…
自分の人生の中で、そんなつもりはなくても
相手にそう思わせてしまったことってたくさんあったかもなぁと気づかされる内容でした。
おせっかいは時に毒になるな…と。
深入りしたくなる気持ち、すごいわかります。
相手にとって私は特別であるはずだって、そんな感じで自惚れてただけかも、なんて。
「なるべく話を聞いて」あげることは素敵なことですが、「解決できるよう」にというのは、本人の問題です。どんな解決策を選ぶか、何をもって解決とするか、そもそも解決したいのか、話を聞いて欲しいだけなのかは、A子さん本人が決めることです。
また、「厳しいことも言う」のはアリですが、「A子のためと思って」という表現は、僕には少し過剰なお節介を感じます。無理解な親は、いつも「あなたのためと思って」と言いますからね。
「家柄自慢」をしたつもりはないと思います。でも、立場が違えば、ただ事実を語っただけで自慢と取られます。
だって、プロポーション抜群の人が自分のサイズを、太っている人の前でただ語るだけでも、自慢していると思われるでしょう。
相手から「〜〜で、困ってて、どうしたらいいと思う?」って聞かれない限りはアドバイスはしない方が良いなってことは、私が子どもを持ってからは特に思いました。
それまでは「相手は困ってる=なんとかしなきゃ!」という感じでした。
いちばんこういう「相手に言いたい!」と思った時って、お友達から「私離婚歴あって子どもがいる男性と付き合っているの」と聞いたときかな、と思います。
そのお友達は、高校時代男の子との付き合いで大変な思いをしてたこともあり、幸せになってほしいと個人的に強く思っていた子でした。
私の感覚では“バツイチ子持ち”の人と付き合い結婚するのは、実に相当な覚悟もいるでしょうしその男性の元妻の存在も面倒な気もしますし…。
とにかく大変な印象しかありませんでしたので、お友達が辛そうにしてたりすると特に「その男やめなよ」と何度か言いたくなりました。
でもお友達はその男性が好きだから…
好きだから一生懸命子どもに好かれようと頑張ってたと思いますし…。
別にその男性に殴られたわけでもないので、そのお友達の「その男性が好き」という気持ちを尊重しました。
別の共通のお友達の結婚式のときに、その彼と別れてしまったと泣いて報告してきたのを見てはじめて
「実はその男性と付き合ってるの、見ててずっと心配だった」とそのお友達に言えました。
私も泣いてしまいました。式これからなのに…((
そのあと、そのお友達は別の優しそうな男性と結婚しました。幸せそうでした。
今でも、お友達に「その男やめなよ」ってあの時言わなくてよかったと思います。まさに余計なお世話だったなって…。
多分私のこの感覚は「本当の友達ならいいにくい事も伝えてこそだ」って人からはなかなか理解できないところだと思います。
お友達が「この子(←私ではない)はいいにくい事も全部言ってくれる。感謝」って言ってるのを見たときに
私の生き方はお友達にとって冷たいのかな、ホントの気持ちを言わないのはその子と真の友達になれてないからなのかなと思っていました。
言った方がいいのかなと悩みました。
でも鴻上尚史さんのこの記事を見て、やはり何でもかんでも相手に言うのも余計なお世話になるんだなって思えました。
ただ愚痴を聞いてほしいのか、アドバイスを求めてるのか、そもそも話したくない話を無理に引き出してしまったのか…
相手がどうしたいのかを自分なりに見極めて寄り添うスタイルで行こうと思えました。
ありがとうございました。